The 28th International Conference
for Women in Business
第28回
国際女性ビジネス会議

EVENING SESSION

イブニングセッション

イブニングセッションマッチングスポンサープログラム

次世代に学びを贈る、マッチングスポンサープログラム

マッチングスポンサープログラムは、学生支援をしたいと思う大人たちがスポンサーとなって、高校生・大学生(スポンシー)の参加費を負担し、さらにメンター/メンティーのようにつながり、寄り添い、学ぶ場をシェアするプログラムです。今回からは、高校生・大学生が応募エッセイが届くと、すぐに公式サイトアップし、それを読んで「この学生をスポンサーしたい!」という方が学生を選んで手をあげるシステムになりました。

このプログラムの始まりは、2011年に遡ります。3.11で被災された方に義援金や物資の支援する中で、「さらに出会いや学びや支え合いもプレゼントしたい」と佐々木かをりが発案。今では全国・海外からの一般の高校生と大学生の参加を支援するようになり、これまで250人ほどの卒業生が社会で活躍しています。

この時間帯には、第28回の国際女性ビジネス会議に参加された多くのスポンサーとスポンシーがギャラリービューで勢揃い。口々に今感じていることを述べてくれました。

兵庫県西宮市の大学3年生Yさんは、「幅広く活躍されている方々のお話をたくさん聞けて、良い経験になった。ずっとメモをとっていた」と喜びつつ、「本田桂子さんの人生三毛作のスピーチで、どういう専門につこうか悩んだら、自分がやりたいだけでなく社会のニーズを考えるという視点が知れた」と印象に残った学びを伝えます。

滋賀県大津市の大学4年生のKさんは、「世の中を良くしようとしている方ばかりでインスピレーションいただいた。特にホワイトハンドコーラス。耳が聞こえない人に音楽ができないという常識を突破した。私もそういう突破できる人になりたい!」と元気よく宣言。

また、神奈川県川崎市高校2年生のIさんは、「Woman profitabilityのトークショーが印象深く、多様性が増えると利益が上がるというデータを知って、もっとダイバーシティな社会にならなくてはと再認識した」と、自分の言葉で明快に述べました。

そのIさんを支援されたスポンサーのMさんは、「はつらつとしていて将来楽しみ!」とコメントしつつ、ダイバーシティのための仕組みを学ぼうと思って参加したが、チャレンジし続ける人から勇気をもらって、「仕組みよりまずハートで感じることが大事と思った」

YさんをサポートされたSさんは、「自分自身が20代の頃からこの会議で刺激を受けて育ってきた」そのお返しをとの思いで毎年スポンサーに。また、これまで何度もスポンサーをされているKさんは、「日本の高校生をサポートするのは今回初めて。高校生のGさんは国際的な問題や、人生100年時代などにも関心を持たれ、意識が高く、直接お会いして話を聞くのが楽しみです」と、8月に開催される<第二部>への期待を語ってくれました。

そして、8月27日(日)東京・台場のホテルで開催された<第二部>では、夕方のネットワーキングパーティの途中で、スポンサーとスポンシーがステージ上に集合。まぶしいライトと満場の注目を浴びながら、素敵な笑顔を見せてくれました。
「今日一日どうでしたか?」という佐々木かをりの問いかけに、学生のみなさんは、「女性がもっと挑戦できる社会になってほしいとつくづく感じた」、「社会の中で女性と男性の隔たりがこんなにあることをこの会議で知った。その中でも自分ができることを見つけていきたい」、「ダイバーシティ&インクルージョンを進めるには、はっぱをかけないとだめだとわかった。私もはっぱかける人になりたい!」、「もっともっと女性が活躍していけるようにして行きたい」など、感極まった様子で話してくれました。

スポンサーの方からも、「学生さんが目をキラキラさせてお話を聞いている姿に感動した」、「6回目のスポンサー。スポンサー沼にはまってきた(笑)来年もぜひ続けたい」など、嬉しい感想が。

最後に、佐々木かをりから勇気づけられる一言が飛び出します。
「ダイバーシティの世界では、このスポンサーという言葉が今になって流行語になってきています。私たちが言い出したのはもっと早かったんですが(笑)ここで言うスポンサーというのは、メンターとかメンティーとは違って、本当に成功するまでとことん支援する人のことをいいます。そんな風に、次世代をみんなで支援していきたいと思います」

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