ランチネットワーキングで様々な方と出会い、分かち合い、新たな昂揚感とともに迎えるアフタヌーンセッション。その一番手は、小池百合子東京都知事からのビデオメッセージです。
「今年のテーマはI Challenge。従来の発想を打ち破って未来志向でチャレンジし続ける、まさに今求められているテーマですね」と、まっすぐに語りかけます。

はじめに、今年６月に栃木で開催されたG7の男女共同参画・女性活躍担当大臣の会合でのエピソードを紹介しつつ、ジェンダー平等、女性活躍への見方を語ります。
「ジェンダー平等の観点をあらゆる政策や制度に反映する『ジェンダー主流化』に向けて、世界はどんどん前に進んでいることを実感しています。日本も女性活躍を進めていかなければなりませんが、残念ながら、進んではいるが遅々としているという状態。これがずっと続いています」

では、こうした現状において東京都はどんな取組を行なっているか。話題は最近のプロジェクトへと展開。

今年3月に立ち上げた東京都の「東京くらし方会議」では、誰もが活躍できる社会の実現を目指し、学識経験者、実務家などの方々が、多様な働き方、生き方について幅広く議論を展開していること。また、グローバルな女性起業家の輩出を目指す「APT Women」や、女性経営者が一堂に会する「ＮＥＷ CONFERENCE」などの施策を推し進め、たくさんの女性が挑戦を続けていること。
さらに、世界共通の都市課題を克服すべく、「Sustainable High City Tech Tokyo＝SusHi Tech Tokyo」を旗印にして、最先端のテクノロジー、多彩なアイデア、デジタルノウハウを駆使していくこと、来年４月から５月には大規模イベント「SusHi Tech Tokyo 2024」を開催し、持続可能な新しい価値を生み出していくことなどが次々と紹介されました。

そして最後に、「女性のチャレンジを東京都は全力で応援していきます。『人』が輝く明るい未来を一緒に切り拓いて参りましょう！」と、力強いエールをおくる小池都知事。メッセージを聞いて佐々木かをりは、「東京の知事が女性であることは世界からも注目されている。とても素晴らしく誇らしい」と、感謝と尊敬を言葉に込め、「都知事のリーダーシップで東京から日本が動いてくれることを祈っています」と締めくくりました。