REPORTオープニングセッション
オープニングセッション
ダイバーシティ経営
すべての社員がイノベーションを醸成できるように。
ジェームズ・アクィリナ氏James Aquilina
ELCジャパン代表取締役兼ゼネラルマネージャー
「当社は、世界中で最も多様性のあるビューティカンパニーを目指しています」
まずそう表明したのは、エスティ ローダー ジャパン代表取締役 兼 ゼネラルマネージャーのジェームズ・アクィリナさんです。この第27回国際女性ビジネス会議のブロンズ・パートナーでもあるエスティ ローダー社は、「プレステージビューティのグローバルリーダー」として、世界150の国と地域でプレステージなメイクアップ・スキンケア・フレグランス・ヘアケア製品の販売を行っています。日本でも50年以上にわたり繁栄を続け、現在では従業員の80%以上、幹部の60%以上が女性。
「多様な人材、多様なスタイル、多様な意見がなければ創造性を発揮できません。意思を尊重し、共感しながら共有できる文化を育てています」と、そのダイバーシティ経営のポイントが示されます。
日本の消費者のニーズに応えて常に市場の変化に先手を打つ。それは当社の文化にとって非常に重要なことと述べつつ、ジェームズ・アクィリナさんはこう強調します。
「イノベーションを育むには多様性が必要です。そして、イノベーションと創造性というのは勝つためには欠かせない要素です」
「私たちはそれぞれのポジションを多様な候補者から選び、ジュニアの人材含めすべての社員がレベルに関係なくイノベーションを醸成できるようにすることで、日々企業の成長を実感しています」との言葉からも、ダイバーシティ&インクルージョン、そしてエクイティがしっかり浸透していることが伝わってきます。
ジェームズ・アクィリナさんのスピーチは、日々ダイバーシティ経営を実践し成果を出している経営トップならではの勢いと説得力がある、パワフルなメッセージでした。
ここからランチタイムまで、ダイバーシティ経営に関するセッションが3つ続きます。