REPORTイブニングネットワーキング
イブニングネットワーキング
マッチングスポンサープログラム
次世代に出会い、希望をつなぐ、学生支援。マッチングスポンサープログラム
マッチングスポンサープログラム、現在は、学生支援をしたいと思う大人たちが、高校生・大学生の参加費を負担し、更に、スポンサーとスポンシーであるだけでなくメンター/メンティーのように出会い、つながり、学ぶ場をシェアしていくプログラムです。
2011年、311で被災された方を支援する中で、お金や物を送るだけでなく、被災者の皆さんに出会いや学びや支え合いをプレゼントしたいとの想いで創設し、その後は全国・海外からの高校生と大学生の参加を支援するようになりました。すでに200人以上の卒業生が社会で活躍されています。
今日の会議の午前中にも4名の卒業生からのビデオメッセージをご紹介しましたが、この時間は、今日参加された多くのスポンサー(支援者)とスポンシー(学生)がギャラリービューで登場。次々に手を挙げて感想を述べてくれました。
東京の大学2年生Yさんは、初参加。「オンラインでも充分過ぎるぐらいすごくエンパワーされ、メモをたくさんとった」と感動を語ります。彼女のスポンサーであるKさんは、今回初めて支援するというアクションをとり、「事前にYさんと話せてとても有意義な時間が過ごせた」と、この会議に先立って行われたマッチングスポンサープログラムのための特別プレミーティングを振り返ります。
大学でプロジェクトを進める上でのヒントを求めて参加した町田市の大学5年生のMさんは、「今日の一番大きな学びは、多様性をチームに取り入れることが成果につながるし、良いアイデアも出るとわかったこと。今後は、留学生をチームメイトとして呼ぼうと思いついた」と、早速Drive Diversityの実践に向かう具体的な宣言です。
続いて、「テクノロジーを生かして女性や性的マイノリティが守られる環境をつくりたい」と思って参加した物理専攻の大学2年生のFさんは、「講演者一人ひとりがどのように新たなダイバーシティやリーダーシップを考えて実行しておられるかを聞くことができ、たくさんのヒントが得られた」と感激を語り、
静岡県の15歳の高校1年生、Sさんは、「登壇者の方々が自分の意思をもち、それをしっかり反映している姿に尊敬を覚え、将来そういう大人になりたいと思った」と、遠慮がちながらもしっかりと自分の言葉で伝えます。
最後に、国際女性ビジネス会議には第2回から参加されているEさんから。
「こうして繋がっていくことがすごく大事だと思っています。私はこのプログラムで学生のスポンサーをすることを通じて、日本はまだまだ頑張れるぞ!とこれからも次世代に繋いでいきたいと、改めて感じました」と力強く発言。
「来年ももちろん続けます。学生を支援したい大人たち、支援を受けて参加したい学生のみなさん、ぜひ周囲にこのプログラムを伝えて、参加してください」とダイバーシティを広げるために、一人ひとりの体験を増やすことが大切であると佐々木かをりが呼びかけたところで、いよいよクロージングセッションが始まります。
▶︎学生たちからのエッセイをご紹介
初めての参加で、“難しいことを聞かれたらなんて答えれば良いのだろう”“話についていくことができずにそのまま10時間過ぎてしまったらどうしよう”などと色々考えて心配していましたが、その心配も無意味で、世界中から集まった人の話を聞けて、聞いている間ずっとワクワクとドキドキの連続で、これからの世の中を生きていくためのヒントをたくさん教えていただきました。円卓会議では「年齢ダイバーシティ。若者と作る未来の組織」を選択し、若者が50代、60代と一緒に働く、その時に世代ギャップをどのようにうめるのか、活動を年齢による制限を設けず、互いに教育し合うことができる環境を作っていくことが大事だということを聞けました。また、一つ一つのトークショーや講演会の合間にネットワーキングの時間があり、それぞれのグループに分かれて積極的に意見交換をする場を設けられました。最初は自分から意見を言い出すことが難しく、人の話を聞く側になってしまっていたが、みんなが自分の意見をハキハキと話しているのを聞くと自分も積極的に話したい気持ちに駆られました。後半になってくると自分の意見をみんなに伝えたい気持ちになり、自発的に自分の意見を発表することができました。オンラインでも不自由なく、国際的な視点から、いろいろなことに対して意見があり、強烈な刺激があったので、10時間があっという間に過ぎました。この会議に参加できたことで物事を多様な視点で、客観的に見られるようになったと感じます。この第27回国際女性ビジネス会議は私にとってとても貴重な経験になりました。ありがとうございました。
今回、マッチングスポンサー様のご支援によって、初めて、国際女性ビジネス会議に参加させていただきました。前日に届いたプログラムを読み込み、本当に楽しみにしていましたが、実際に当日は、想像を裏切らないほどの、勢いのある、本当に濃い1日でした。普段関わる機会のない業界の方からのお話を聞くことができたり、ネットワーキングの時間には、実際にお話をすることができたり、本当に貴重な経験でした。大学生のうちにこのような会議に出席させていただいたことには大きな意味があったと感じます。私はまだ、女性としてバリバリ働くということに対して、まだあまり実感を持って考えることができておらず、女子大学という守られた空間から、この男社会に飛び出すことを少し恐れています。しかし、この会議でお目にかかった、女性も皆さん、女性の活躍を本気で実現しようとしている方々の実際の言葉や、エネルギッシュなメッセージに何度も勇気づけられました。女性だからというだけで、自分の可能性を狭める必要はないし、自分を低く見積もる必要もないということを学びました。
会議のプログラムでは、特に、心理的安全性について語る円卓会議が心に残りました。大学で心理学を学んでおりますので、興味関心にそったテーマで皆さんと議論することができ、とても楽しかったです。また、やはりビジネスの場に、心理学の知見は生かしていくべきだと改めて感じ、これからも大学での学びを深めていきたいと意気込むこともできました。
繰り返しになりますが、貴重な機会をいただけたこと、本当に感謝しております。私も、いつか、スポンサーとなって、今度は私が、今回感じることができたような素晴らしい経験を提供できる側になれたらいいなと思います。とても楽しかったです。