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~卒業生からのメッセージ~ マッチングスポンサープログラム
学び、出会い、次世代をサポートする、「マッチングスポンサープログラム」
ここで女性たちからのビデオメッセージが届きました。誰かな、と思うと「卒業生」。そう、国際女性ビジネス会議では、一般参加者が高校生や大学生の参加費を提供し、メンターとなってサポートする等「マッチングスポンサー」というプログラムがありますが、その200名以上いる卒業生たちからのメッセージです。
最初は、昨年第26回国際女性ビジネス会議に参加した、千島さん。現在は大学でジェンダー及びセクシャリティの研究をし、学外では長期インターンシップで学校法人に勤務されています。
「昨年の会議では、エネルギーあふれる講演が印象的でした。今後はより実践的なジェンダーとセクシャリティの学びを深め、社会に出ても女性として第一線で活躍していきたいと思います」
続いて、ケニアからのメッセージ。Annabellさんが、マッチングスポンサーへの感謝を述べるとともに、「昨年の会議は、ちょうど大学を卒業して社会人になる私にとって大変刺激的で、参加者、職業、トピックのどれをとってもダイバーシティ&インクルージョンを象徴する会議でした。キャリアを積んだ方が若い世代をサポートし、そのロールモデルとなっていることが実感できました」と振り返ります。そして、「この会議がより多くの方にインスピレーションを与え、多様性を促進するものであり続けることを願っています」と応援メッセージも。
もう一人、ケニアから昨年参加したMisatiさんは、一番心に残った講演は、チャンドラン・ナイール氏による「未来はデジタルでなく、命あるもの」だった、すべての源が健康な体と精神にあるというお話に感銘を受けたと語ります。
4人目は、第23回に参加した原田さん。今年4月から新聞社の広告営業として働き、将来は熱量の高い共感を生む作品、広告づくりに携わることでアフリカのビジネスに対して対等な立場で貢献し開発に関わりたいと熱く語ります。会社や学校では出会えない方々との貴重な体験をさせていただいたと感謝を伝え、さらに後輩たちへのメッセージも。
「今回参加するスポンシーの方も、ぜひ遠慮せずスポンサーの方にたくさんの質問を投げかけてください。必ず将来に生きると思います!」
ここで佐々木かをりが、この卒業生たちが参加した国際女性ビジネス会議の「マッチングスポンサープログラム」についてご紹介しました。
このプログラムは、参加費を用意することが困難な状況にある方々を、個人の参加者がスポンサーとなって参加費を提供し、体験を共有する仕組みです。2011年に被災された方を支援する中で、お金や物を送るだけでなく、出会いや学びや支え合いをプレゼントしたいとの想いで創設。その後は全国・海外からの高校生と大学生の参加を支援しています。性別も国籍も言語も問わず、高校生大学生が「この会議に参加したい」という熱のこもったエッセイを書き、志ある社会人の方がペアになって、メンターとメンティーのようにこの会議で出会っていただきます。すでに200人以上の卒業生が社会で活躍されています。
最後に、「今日の会議にもたくさんの高校生、大学生が参加されています。この会議で私たちひとりひとりが学び、後輩に繋げて行きたいと思います。ぜひ来年もご参加ください」と、呼びかけて締めくくりました。