世界25国籍、1000名参加者の輝く表情。次々と登壇するスピーカーからの熱いメッセージ。会場いっぱいに広がる興奮と感動の渦…。国内最大級のダイバーシティカンファレンス「国際女性ビジネス会議」が、今年も東京・お台場で開催されました。
1996年から毎年夏に開催されている国際女性ビジネス会議は、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、仕事で貢献していこうとする人たちに必要な知識や技術、交流の機会を提供することを目的に開催されています。キャリア、教育、人事、政策など多岐にわたるテーマでディスカッションを重ね、最後は会場が一体となるネットワーキングパーティと、10時間にわたる密度の高いプログラムです。参加者も登壇する講演者も互いに学び合う姿勢も会議の前向きな空気を作り出し、平均満足度が99%を超えるという他に類を見ないカンファレンスに成長しています。
22年目となる今年のテーマは、「Act Positive」。毎日、ポジティブな行動をする、その一歩を刻む日。今回も小学生から高校生、大学生、働く女性、男性、80代の方まで、国籍、出身、業界、職種もさまざまな皆さんが集い、ともに学び、考え、分かち合う、熱い一日となりました。今年の参加者は、50%が管理職。平均年収836万円。そして年々増えている男性の参加比率は、過去最高の15%となりました。
それぞれの第一線で活躍するスピーカーは総勢43名!
メイン会場で開催される講演では、委員長の佐々木かをりのオープニングスピーチとダイバーシティインデックス開始の発表に続いて、小池百合子都知事を皮切りに、バングラデシュから来日した起業家のルバナ・ハックさんなど4名が登壇。その後のトークショーでは、エジプトから来日された国家女性評議会議長のマヤ・モースイーさん、カルビー株式会社代表取締役兼CEOの松本晃さんなど男性リーダー、国連UNWomenアジア代表の加藤美和さん、インテル株式会社代表の江田麻希子さん、ゴールドマンサックス副会長のキャシー松井さん、衆議院議員の小泉進次郎さん、元マラソン選手の有森裕子さん、脳科学者の茂木健一郎さんらが、活気に満ちたディスカッションを次々と展開。会場を大いに沸かせました。
全体会議の後は、テーマごとに会場を用意した「円卓会議」です。通訳なしの英語での会議も含み、政策、働き方改革、ジャーナリズム、人事、教育など10のテーマで構成され、各会場では参加者全員でのインタラクティブな議論が展開されました。
そして最後はメイン会場へ。ゴールドパートナー企業の方、学生の参加を支援しているマッチングスポンサーと支援された学生たちが次々とステージに招かれてのパーティセッション、伊勢崎賢治さんらによるトークとスペシャルジャズライブに続き、ワインや食事を楽しみながらのネットワーキング。1000人のポジティブアクションが輝きあう1日となりました。
「Act Positive」の第一歩を体感した会議の模様を、次ページより詳しくお伝えします。