オープニングトーク
オープニングトークオープニングトーク ”Act Positive”
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佐々木 かをり
株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長
国際女性ビジネス会議実行委員会委員長
ACT POSITIVE——前向きな行動を起こし、自分の力で良い体験をつくり出す一日を!
1000人の参加者がにぎやかに始まりを待つ中、この会議の実行委員長をつとめる佐々木かをりが鮮やかな赤のドレスでステージへ。第22回国際女性ビジネス会議のオープニングトークがはじまりました。
まず、22年目となる国際女性ビジネス会議を振り返ります。
「一人の人間は22年で大きく成長するけれど、日本はどれくらい成長したでしょう?」と投げかけ、「今日このあとお話いただく小池さんのような女性が都知事として誕生するとは、20年前には想像すら出来ませんでした。こんな素晴らしいことも起こるのだと思います。でもまだ全然十分ではありません」。
国際女性ビジネス会議の大テーマであるダイバーシティについて、「ダイバーシティというのは多様性とご理解いただいていると思いますが、バラバラとかワガママということではありません。いろいろな違う知恵や教えや体験が集まることによって、より力強いパワフルな解決策、提案、アイデア、あるいは商品が生まれるということです。言うなれば、『三人寄れば文殊の知恵』。これがダイバーシティの真髄」と述べると、会場には大きなうなずきと笑顔が広がりました。
続いて、今回のテーマ「ACT POSITIVE」への想いを語ります。
「昨年はTHINK BIG。もう少し大きい視点で物事を見てもっと大きく考えようというのがテーマでした。次は何かと考えた時に、やはりTHINKだけでなくACTが必要だと思いました。どれだけ前向きな行動をとることができるのか、自分のやっていることをどれだけプラスにできるのか。肯定的で前向きな行動を起こそう!というのが今年のテーマです。今日この瞬間から夜の8時まで、みなさん一人ひとりがACT POSITIVEで、良い体験をご自身の力でつくってください」
熱いメッセージに、会場の空気にも高揚感が。ここで、全く新しいプロジェクト「ダイバーシティ インデックス」が発表されました。これはこの場で初めて公開されるものです。
「ダイバーシティ インデックス」とは、企業のダイバーシティを数値化するために、一人ひとりの変革から進めることを狙いに、企業単位で社員全員にダイバーシティテストを受けていただき、その点数をさまざまな階層ごとに指数化しようとする取り組みです。佐々木かをりが社長をつとめるイー・ウーマンが開発し、現在、実行委員会とアドバイザリーとワーキンググループと3層で進めています。実行委員にはカルビーの松本会長をはじめ著名な方々にサインアップいただき、先日、塩崎厚生労働大臣、加藤国務大臣にも賛同のご署名をいただいています。
さらに、加藤国務大臣からの応援メッセージを佐々木かをりが読み上げました。
「女性活躍大臣の加藤勝信です。本日は第22回目となる国際女性ビジネス会議の開催、また、ダイバーシティグループのキックオフにあたり、佐々木かをり社長はじめ関係者のみなさまの熱意とイニシアティブに深く敬意を表します。少子高齢化が進むわが国において、イノベーションの創出や生産性の向上により活力ある社会を築いていくためには、女性をはじめ多様な方々が夢や希望を抱き、能力を大いに発揮していただくことが第一です。企業のリーダーの方々が多様性への理解を深めることには大きな意義があります。ダイバーシティの理解度や実践度をはかることの出来るインデックスの開発を通じて、多くの企業などにおけるダイバーシティの推進、ひいてはわが国の女性活躍や働き方改革が一層進んでいくことを期待します」
「この会議にもたくさんのダイバーシティの関係者がお集りだと思うので、みんなで本当の意味で一人ひとりに浸透させて行き、世の中を変えていくようなダイバーシティを推進して行きましょう」。佐々木かをりの力強い呼びかけに応えるように、会場からは熱い拍手が。
一人ひとりが前向きに自分自身で良い体験をつくり出す、ACT POSITIVEな一日のはじまりです。
*ダイバーシティインデックスにご興味のある企業は、以下からご登録いただけましたら、詳細決定時などに、ご連絡いたします。
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