「新しい人事評価」を聴いて
世界中で起こる変化に対応できるように、今年も国際女性ビジネス会議に出席させていただきました。近年、経済の仕組みも変化し、第21回国際女性ビジネス会議の議題のひとつでもあったシェアリング・エコノミーと言われるようになり、次はサーキュラー・エコノミーという動きになってきました。エネルギーに関しても化石燃料から再生可能エネルギーへと大転換がおこっています。企業もいろいろと進化して行っているようです。
この会議は、「米国やドイツと比較して、日本における労働者一人当たりの労働生産性がかなり低いのは、できの悪いマネージャーと勤勉なフォロワーという組み合わせが原因」という大変興味深いテーマから始まり、組織と個人の生産性を上げるためのポイントや人事評価のあり方、日本人が気をつけた方がいいこともご指導してくださいました。日本の人事業界でトップ3のユニリーバ社・島田氏、カゴメ社・有沢氏、LIXIL社・八木氏が講師です。「結果が大事。私たちは結果を見ます。」、「きちんと議論することが大切。徹底的に議論をすると、必ず正しいところに落ちていく。」、「目標がどれほどambitious かpassionがあるかも見ます。」、「フィードバックをしっかりとすること。」、「チーム・メンバーを心配するのではなく、信頼すること。」佐々木かをり社長の「会社への貢献を言えるように訓練して行かないとこれからの時代はダメです。自分の行った良いことリストを作っておくこと。」も大変お勉強になりました。
質疑応答の時間では、会場の参加者から数多くの質問がありましたが、企業の方同士が競合するのではなく、企業内で抱えてられる悩みや問題点をご相談され、講師陣の方々が自社の具体例を出して親身にご指導してくださり、会場はとても良い雰囲気と熱気に包まれておりました。
マカロン71