壇上に立ってお話されていた方々がとてもキラキラしていてどのお話も私のモチベーションを刺激するものでした。私はD&Iについて大学で勉強していたので大体のことは知っていましたが、ダイバーシティの取り組みを実際に行いながら活躍されている方々のお話を聞くことで現場への理解が深まり、今後もダイバーシティについて学んで行きたいと思いました。今回はこの“ダイバーシティ”がテーマでしたが、プレゼンターの方によって視点が異なっていて話の内容が多様なのが面白く、改めてダイバーシティの重要さと影響を及ぼす範囲の大きさに気が付きました。
そして今回の会議の中で多くの素敵な出会いがありました。まずはスポンサーをしてくださった千鶴さんです。会議の前やお昼の時間に色んなお話を聞いて自分の将来を考えることができたり、自分がやってみたいと思ったことには飛び込んでみる大切さを学んだりしました。また、現在私はアフリカ開発会議(TICAD)のユース枠に出ていてアフリカに興味があるので南アフリカでサファリガイドをしているゆかさんやザンビア、ルワンダ、南アフリカの大使館の方とお話することで今後自分が何をしていきたいのかというヒントを掴めたように感じます。
壇上で千鶴さんが「私も昔多くの人に良くしてもらったからバトンをつなぐためにスポンサーをしている」とお話されたときに感銘を受け、私も千鶴さんから受け継いだこのバトンを次の世代に繋げようと思いました。素敵な機会をありがとうございました。
学生エッセイ
支援を受けた学生からのエッセイ
第29回国際女性ビジネス会議に参加した学生からエッセイが届きました!
今回マッチングスポンサーの方々から支援を受け、10名の学生が第29回国際女性ビジネス会議へ参加しました。そんな彼女らが参加して思ったこと、感じたことをエッセイに綴っています。
是非ご覧ください。
この度は、国際女性ビジネス会議に参加させていただく貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。個性的な衣裳に身を包み、背筋の伸びた凛とした姿で登壇なさっている姿が印象的で、私も将来そうなりたいと強く思うようになりました。
私がこの会議で感じたことを以下に記します。まず、精神的な部分において、ストレス耐性・チャレンジ精神・GRID力(やりぬく力)に優れているなと感じました。決して容易ではない道のりでも、周りの協力も得ながら這ってでも前に進んで行く姿に勇気をもらいました。
また、檀上で講演される皆様のおごらない謙虚な姿勢に、衝撃を受けました。ポストの高い女性の方々に会うのはほぼ始めてでしたが、会場にいる方々が醸し出している柔らかなオーラに感銘を受けました。女性ならではの強みなのではないかと感じます。いつか私自身が世界を舞台に働くときに、そのような素敵な心を忘れないようにしたいです。
最後に、英語力は特別なものではないということに気づけたことも大きな学びでした。英語が話せると一目おかれる環境におりましたが、英語は社会で生きるために必須なスキルであり、ブランドでないのだということを痛感しました。今後、より一層英語の勉強に精を出したいと思います。
重ねてにはなりますが、今回このような場を提供してくださったすべて方に感謝申し上げます。いつか、みなさんのようになれるよう、これからも精進してまいります。
This year, I had the incredible opportunity to participate in the International Conference for Women in Business “Diversity Leads”. It was truly a fruitful and enlightening experience that I will surely remember.
Through this conference, I have learnt so much from each and every activity. By listening to speeches from professionals, I have many great findings and realizations. Firstly, I discovered the effects of giving and receiving courage to women and how crucial it is. Furthermore, I have learnt that in order to truly succeed, we need diversity, a team of people with unique backgrounds, but working effectively together to achieve great success. To do so, the key is communication, which is to communicate with your team whenever there are issues or concerns. Moreover, I have gained various insights on the role having a diverse team contributes to achieving new ideas and innovations. Even more, I learnt not to be afraid to step out of my comfort zone in order to start something new to bring about change in my community.
The ICWB was an unforgettable experience that will undoubtedly remain etched in my memory. I extend my heartfelt gratitude to my sponsor, the esteemed speakers, organizers, and participants for making this an incredible experience for me.
私は、幼少期から経営者である父親の姿を追いかけていました。そのため、大手企業のインターンシップに参加せず、スタートアップやベンチャー企業といった、中小企業のなかでも規模感の小さい企業のインターンシップに参加しました。しかし周りからは、「そんな苦労しなくても生きていけるよ」や「女の子なんだから(もっと女の子らしくしなさい)」と強く反対されてしまいました。それでも諦められなかった私は、親や親戚、大学の友人など、周りの反対を押し切って参加しました。このとき、私は初めて自分の意思で決断したと思います。思い返すとそれまでは、何かを選択するときは必ず「自分がどうしたいか」〈自分軸〉ではなく、「人からどう思われるか」〈他人軸〉ばかりを意識していました。けれどもそのときは、「誰に、どんなことを言われたとしても私は絶対にやり遂げたい」という情熱でみなぎってきて、気づいたときには既に走り出していました。今回speakerの方々から学んだことは、自身の夢を掴むには【Chance】(機会)を逃さないこと。Chanceを掴むためには、少しの【勇気】を出して【Challege】(挑戦)することであるということです。そのため、自分に対して〈バイアス〉をかけつづけることによって、Chanceに対して【Positive】(前向き)になることが重要だと感じました。加えてスポンサーの方からいただいた「お礼は私に対してするのではなく、次の世代の子たちにしてあげてほしい」という言葉がとても印象に残りました。そこで私は、次の世代に対して【勇気のバトン】を渡せるように、マッチングスポンサーとしての参加はもちろんのこと、【木嶋さんのように】いつかSpeakerとして自信を持って壇上に立てるように、社会で自律自走できる女性になってみせます。
I met the most wonderful women last weekend. Like what Miss Hinako Kijima had mentioned: ‘Go find yourself a role model’, I had already had one for my own before the Conference – my mom. Working as a teacher for orphans and disabled children affected by Agent Orange, she is the strongest woman I have ever met. She gave me the idea of being an educator, to help and take cake for unlucky children out there. After the Conference, of course, Mom is still my idol but now I know that not only being a good teacher but there are also many more ways to achieve my goal of helping children around the world. This year’s topic of “Diversity Leads” is one of the reasons. I always focused on the gender problem; however, diversity appears and should have been admitted existing in our everyday lives. On the journey of chasing my dream, I used to think that I would be lonely and sometimes might lose my way but all the women leaders at the 29th International Conference for Women Business gave me a hand, and they offered me a 勇気 baton. Miss Hinako Kijima’s story really inspired me, everyone needs to start from somewhere. We can be different; we can begin on the weaker side; but we – women will never give up, we know who we are and understand our value.
この度は、第29回ICWBに参加する機会を与えて頂き、誠に有難うございました。スポンサーのN.M.様、主催者の佐々木様、登壇された皆様、そしてe-womanの皆様に、心から御礼申し上げます。
この会議では、ダイバーシティーへの理解を深めることができました。私が通う80カ国以上から生徒が集まる全寮制の高校では、多様な国籍や人種の友人と価値観などの違いでぶつかり合いながらも、共感し、励まし合いながら過ごす日常を送っています。しかしこの多様性を組織のために活かすにはどうしたらよいか、という視点で物事を考えたことはほとんどありませんでした。
大事なのは、一人一人が自分の意見を周りに共有できる環境であり、それがないと多様性を活かすことはできないと知りました。賛成・反対はまず傍におき、あらゆる意見を尊重する。来月から最高学年になる身として、できるだけ意見を共有しやすい雰囲気作りに努めたいと思います。
また、自ら積極的に質問をすることや、話を聞きにいくことが、理解を深めるために肝心であることも登壇者の方々から学びました。実際、ネットワーキングディナーでは、スポンサーのN.M.様にご紹介頂き、登壇者の方々ともお話しすることで、理解が深まり、考えが広がると共に、様々な気づきを頂きました。
素晴らしい会議に参加できたことに、感謝で一杯です。私もこれから十年間、ダイバーシティーの中で自分を活かして成長し、社会に貢献できる人間を目指して、またICWBに参加したいです。
国際女性ビジネス会議に参加した一日は出会いと気づきに溢れたものでした。
本会議を通して得た多くのものの一つに「出会い」があります。登壇者の方々はもちろんのこと、朝やお昼の時間、ネットワークの時間にお話しした方々との出会いにも恵まれました。ネットワークの時間には親身になって進路などの相談に乗っていただき、嬉しかったです。特に、回り道はしてもいい、今まで自分がやってきたことに無駄なことは一つもないと声をかけてくれたことや、円卓会議でオーストラリア大使館の方が“Your challenge doesn’t have to be a one-way trajectory”とおっしゃっていたことが印象的でした。そして、将来振り返った時に今まで自分がやってきたことは無駄ではなかったと思えるようになりたいと感じました。数年後、今度は社会人の証である名刺を胸を張って持ち、参加者の方とお話しできるようになりたいです。
もう一つはダイバーシティの新たな捉え方との「出会い」です。開会スピーチで佐々木さんがおっしゃっていた、「ダイバーシティとは様々な人が力を合わせて、個人の力以上のものを生み出すこと」という言葉が印象に残りました。ダイバーシティとはただ多様な考えや人が集まることではなく、その組み合わせや化学反応で新たなものが生まれることを指すのだと学びました。本会議には多くの背景や考えを持つ方が参加されていて「多様」な会議でした。しかしその「多様」が多くの講演や交流を通して交わり、各々が新たな発見を持ち帰ったことで「ダイバーシティ」となったのだと思います。南アフリカ大使館の方の“Our unity is our diversity”という言葉のように、ダイバーシティによって束ねられた会場の一体感は忘れることができません。
自分が恵まれたこの機会を、今後自分のコミュニティや国際女性ビジネス会議に還元していきたいと強く感じました。誠にありがとうございました。
今回国際女性ビジネス会議に参加したことで、私は沢山の人から将来への希望と勇気を貰いました。特に木嶋雛子さんの基調講演は心にはっきりと焼き付いています。彼女は勇気のバトンを繋ぐことが重要だと仰っていました。木嶋さんの言葉を借りるなら、私は第四走者です。彼女の言葉を聞いて、私より前を走る大勢の先輩方が必死で理不尽に立ち向かって繋いでくれたバトンがこの手の中にあることをはっきりと感じました。私が女性として生まれたことを一瞬でも嘆くことなく今まで生きてこられたことは紛れもなく彼女らの尽力あってのことです。そしていずれ私が次の走者たちにバトンを渡す頃には、現在も根強く残っている不平等も全て無くしてより多くの人にとって生きやすい社会になっているように、私もできる限りの努力をしなければいけないことに気がつきました。
今回の会議で私が非常に感銘を受けたことは、この会議全体が終始非常にポジティブな雰囲気であったことです。今ある問題、過去にあった問題について現実的な問題提起はするが、それでもこれらは今から変えていける問題であるのだと、決して現状を悲観し絶望することではないのだと考えて前を向いている方々の空気に、非常に勇気づけられました。特に野田聖子さんが「私は楽観的だから、きっと大丈夫だと思ってます。」と仰った時、これは私たちこれから社会を担う世代への期待であり、私はそれに応えなければいけないと強く感じました。
私は周囲に過度に適応し順応してしまうことが多々あります。この能力は新たな価値観に瞬時に適応するのには役立ちますが、そのままでは私から何かを変えることはできません。私は何かを変えられる人間になりたいです。常に既存の価値観や自分の視点を疑い様々な意見を取り込んで、それでも自分の意見を折ることはせずにより良い結論に向かっていく、これこそがダイバーシティだと会議から学びました。それを私も実現できるように、会議の中でお会いした沢山の方々のように、常に主体的に考え方と行動をアップデートさせて次世代に繋げていければと思います。
最後に、このような素晴らしい機会をくださったスポンサーの平出さん、並びに会議の全ての関係者の皆様へ心より感謝申し上げます。現在進路選択の最中の学生の私にとって、大勢の社会人として活躍されている方々とお話しできたことはとても有意義でした。本当に素晴らしく価値のある時間をありがとうございました。
私は現在、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、IT総合の1年生です。私の学校での授業では、私が将来家庭や街やお店で活躍するロボットを作るための1パーツになるシステム作りを学んでいます。
この度、ご支援してくださった山本様、貴重な機会をいただきありがとうございました。国際女性ビジネス会議に参加したことは、私の将来に向けたすごく大きな一歩になりました。特にIT業界で活躍されている方々の話を聞くことができた事で、私が目指している将来の夢をリアルに想像する事のできる貴重なアドバイスがたくさんありました。
今はまだまだIT業界に目を向ける人材が少ないですが、数年後にはいかにIT業界の中で唯一無二のシステムやロボットを作れるかが重要となり、ただシステムのプログラミングを出来るだけでなく、そのプログラミング技術と何を掛け合わせるかが大事になってくると私は考えます。
様々な背景を持つ人々が集まることで、新しいアイデアや革新的な解決策が生まれやすくなり、これまでにないアイデアが生まれることを実感しました。
将来、私が作りたいと考えているロボットは、単に技術的に優れているだけでなく、常に多様なニーズに応えることができるものでありたいと思っています。 例えば、高齢者のケアをサポートするロボットや、子供の宿題を見守るロボットなど、人々の生活を豊かに、そして子供にも安心して使用していただけるためのロボットです。そのためには、技術向上だけでなく、ロボットを求めている人々の意見やニーズを取り入れることが重要です。
国際女性ビジネス会議で得た知識や人脈を活かし、私は今後もDiversityを意識した学びや活動を続けていきたいと考えています。そして、いつか私の作るロボットが家庭や街、そしてお店で多くの人々の役に立つ日が来ることを目指して努力を重ねていきます。
この会議を通じて学んだことは、勇気を持って行動することの大切さです。「この質問をすると馬鹿だと思われるだろうか」「今は適切なタイミングではないかもしれない」基調講演のスピーカーである木嶋さんの言葉は、まるで私自身の心の声を代弁しているかのようでした。考え過ぎてしまい行動を躊躇い、後悔したことが何度もありました。
しかしこの会議での経験が私を変えました。「生成AIで変わりつつある働き方とビジネス」の円卓会議で、思い切って気になっていたことを質問する決断をしたのです。勇気を出して質問したことで、非常に貴重な知見を得ることができ、その後のネットワーキングでは、憧れの方達が私の質問を覚えていて下さり、「将来の助けになる」とのお言葉までいただきました。木嶋さんの「ロールモデルに近づくには背伸びが必要」という言葉を実感した瞬間でした。
9月から始まる国連の専門機関でのインターンシップでも身の丈に合わないところに足を運び、自分自身を奮い立たせていこうと決意しています。その行動が周りの人々に勇気を伝播し、挑戦する人を増やすきっかけになればと願っているからです。このような勇気の連鎖が、個性が輝くDiverseな社会の実現に繋がると確信しています。連鎖を大切に育むために、私も将来はスポンサーやスピーカーとして会議に参加し、多くの人々に勇気のバトンを繋げていくことを目指します。
最後になりましたが、スポンサーとしてこのような貴重な機会を下さいましたT様、佐々木かをり様、運営に携わった全ての皆様、参加者の皆様に心より感謝申し上げます。この会議の参加者の方々は、互いに尊重し合いオープンマインドで接する雰囲気を持っており、大変感動しました。勇気を出して行動すれば、応援してくれる空間があると実感したからこそ、私は変わることができました。このエッセイを読んでいる皆様も、どうかこのようなチャンスを掴むため挑戦してみて下さい。