どいどいを さん
「グレーゾーン」
「新しいビジネスは、どうしても法律的には“グレーゾーン”になりがち」という言葉が印象に残っています。今あるビジネスに、何かしらの法律で「網がかかる」のは、日本の社会制度が十分に整備されている証拠で、そのこと自体は決して悪いことではないのだと思います。凡人は「こんな事業をやって大丈夫かな?」「法律にひっかからないかな?」と思いがちですが、そこを(良い意味で)あまり心配せず、「(法律より先に)世の中を便利にしてしまおう」と思うところから、イノベーションが生まれるのでしょう。
その一方で、実は自宅の近所にリゾート開発計画が持ち上がっています。一部の住民はインバウンドを見込んで、早くもAirBnBに登録を始めた一方、子育て・老後の環境悪化を懸念する住民との間で、溝が生まれそうな気配です。シェアリングエコノミーを巡る法制度については、拙速な肯定論・否定論ともに当事者として疑問を感じており、第一人者達の「生の声」を聞けたのは、生活者としても収穫でした。