政策、経済、LGBT、妊娠・出産など
多彩なテーマの円卓会議
ここで45分間の休憩。スポンサー企業のブースが立ち並ぶホワイエは、移動も大変なほどの盛況ぶりです。どのブースでも多くの人が集まり、商品やパンフレットを手に取って熱心に説明を聞いたり、活動内容を解説したパネルに見入ったりと、知的好奇心に満ちた行動的な参加者であふれかえりました。
午後3時からは、参加者もディスカッションに加わる「円卓会議」のスタートです。今年は第一セッション、第二セッション、それぞれに5テーマずつ、計10テーマが用意されました。参加者はそれぞれのセッションごとに1つずつテーマを選んでエントリー。各室へ移動し、登壇者と直接対話することができます。
第一セッションは、「Who Gets Promoted, Who Doesn’t, and Why?」「Women, Be Ambitious」「キャリアと出産、更年期」「LGBT 大切な働き手、大切な消費者」「Board Diversity: 女性役員が違いをつくる」。第二セッションは「New ideas that will make the next decade」「Negotiation Workshop」「多様な働き方へ、改革」「女性の投資が日本経済を動かす」「管理職になろう」。英語のセッションでは通訳なし、参加者も英語で対話に加わります。
登壇者は、講演やトークショーにも登場した方々に加え、メットライフ会長・社長のサシン・シャーさん、OECD東京センター所長の村上由美子さんなど、ここでも基調講演クラスの方々が続々と登場。それぞれのセッションごとに4~5名の講師が自己紹介を兼ねて意見を述べたあと、70分間の後半をたっぷりと使って会場からの質問を受けるインタラクティブなスタイルで展開します。
「質問がある方は?」と講師が声をかけると、どの会場でも一斉に手が挙がり、次々と質問や意見が飛び交いました。高校生や大学生も積極的に発言し、堂々とディスカッションに参加。英語のセッションでもその空気は変わることなく、様々な世代、立場からの真剣な議論が重ねられました。
まだまだ議論が白熱する中で多くのセッションが終了時間を迎えたために、皆さんの表情は名残惜しそうです。「続きはこの後のパーティで大いに語り合いましょう」という登壇者の言葉で、まったく疲れを見せないパワフルな参加者の皆さんが、笑顔でパーティ会場へと向かいます。
注)出演者の肩書きは開催当時のものです。