「どうでしたか？　今日の会議は」 第一声は茂木健一郎さん。すかさずスプツニ子！さんが「このエネルギーにびっくり！　オーディエンスの皆さんにインスピレーションをいただいた」と、興奮冷めやらぬ様子で答えます。クールな印象の竹村さんも「日本の歴史において男性中心社会となったのは明治以降。これまでの数十年が異常だったのでは？　これから新しい眼鏡で見ればもっと自由なところへ行ける！」と力を込めて語ります。

「ここに来ている女性はゲームチェンジの主役！」と言う茂木さんは、パーティ会場の皆さんに次々と声をかけます。スプツニ子！さんがロールモデルという高校生や、円卓会議で鋭い質問を放った大学院生、講師の一人である齋藤ウイリアム浩幸さんも壇上へ。

これからは理系文系を分ける時代ではない、これからのテクノロジーは多様性に満ちたものになる、自由で多様なライフモデルの適性がある女性がナビゲーターになって男性を先導してほしいと、スピーディに話題が展開。茂木さんの軽快なファシリテートによりテンポ良く知的なトークが交わされ、笑いや拍手が何度も湧き起こる楽しいセッションとなりました。

パーティセッションの後は、佐々木かをりがステージへ。この日最初の講演をしてくださったマリナ・マハティールさんが壇上に招かれ、皆さんに語りかけます。「今日は日本の女性の新しい面を見ました。ぜひ友人に話したい」。続いて登場したのは、この日2人目のサプライズゲスト、林文子横浜市長！　「待機児童ゼロの取り組みを決意した原点は、第9回目に登壇した国際女性ビジネス会議でした」という嬉しい言葉に、会場からは大きな拍手が贈られました。

乾杯を合図に、ネットワーキングパーティがスタート。ビュッフェスタイルの食事を楽しみながら、皆さんはグラスを片手に積極的に歩き回り、講師も含めたコミュニケーションの輪が広がっていきます。名刺交換、自己紹介から始まり、学び、語り合う皆さん。楽しげに話すその表情はキラキラと輝き、初めて会ったばかりとは思えないほど。意識の高さでつながった仲間たちならではの、熱い時間が流れていきます。

終了が近づき、デルタ航空の提供によるこの日のビッグプレゼント、「NY-成田往復　ペア航空券」の当選者発表！　見事当選された方がステージで感極まりながら喜びを語ると、皆さんから拍手と歓声が沸き起こりました。最後に、マッチングスポンサーで参加された方々、スポンサーとなった皆さんが壇上に。さらに、この日の最年少の参加で、お母様といらしたという小学生の男の子もステージに招かれ、「難しい話もあったけど、勉強になりました」と語ると、かわいらしいその姿に惜しみない拍手が贈られました。

支援参加の大学生からは「ちょうど進路を探している最中でしたが、迷いがなくなった。大学院へ進むことにします！」。被災地から参加された方からは「ステキな出会いをいただきました。またまだ頑張ります」という力強いコミットメントも。その言葉に応えるように熱い拍手が起こり、名残惜しい空気の中で、10時間にわたるすべてのプログラムが終了しました。