リポート

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ゲームチェンジャーとは何か

佐々木 かをり

佐々木 かをり

株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長

熱い一日の幕開けは、国際女性ビジネス会議実行委員長である佐々木かをりの開会のご挨拶から。
1996年に始めたこの会議の歩みや、今回のテーマと趣旨についてお話しました。

佐々木かをり国際女性ビジネス会議歴史を振り返り、1996年当初、「そんな会議は無駄ですよ、その会議に集まる働く女性は日本経済の落ちこぼれです」と、経済団体の方にお叱りを受けたエピソードをご披露すると、会場の各所から笑いが聞こえてきます。そうした逆風に負けることなく毎年会議を開催し、「働く女性が日本の経済活動に貢献する」と言い続けて約20年。「最近は、安倍総理を筆頭に、女性活用という言葉をたくさん口に出されて嬉しい」との言葉に、多くの女性達が頷きます。

佐々木かをり

続いて、現在の女性活用について言及。「女性が必要なのは、労働人口が少なくなって頭数が必要だからではない。男性がつくってきた仕組みを新しい視点で考え直し、ダイバーシティな世の中をつくっていくために必要なのだ。男性社会だからこそ、“女性”活用と言われるが、それはファーストステップとして大変重要なこと」。さらに「私達一人ひとりが自分の経験を分かち合い、組織や国が前進していくために貢献する。それこそが本当の意味で多様性のある社会だと思う」と、ダイバーシティへの思いを語りました。

佐々木かをりそして、ファーストステップから第2、第3のステップへ進んで行くためには、「Game Changer」が必要であるとし、今回の会議のテーマに込めた想いを次のように述べました。「私達が前提条件だと思っていること、固定観念や習慣で“これは決まり事”と思っていることを見直す必要がある。例えば、保育園の改革なら、ただ数を増やすだけではなく、どうやって仕組みを変えて行けば多くの子どもたちがもっと豊かに保育を受けることができるのか。そんな風に、私達の生活の中で社会の仕組みをどう変えていくか、根底から考える。その発想のできる脳みそに、心になって行きましょう!」

最後は、「今日はこのGame Changerというテーマで、次々にいろいろな方が登壇されます。そのアイデアに触れて、
吸収し、考え抜いて、脳みそもストレッチをしていただければと思います」と、今日一日への期待を高らかに表明しました。

注)出演者の肩書きは開催当時のものです。

過去の国際女性ビジネス会議

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