円卓会議でそれぞれにテーマを選んで議論をした参加者が、再び一堂に会します。ここで、河野太郎大臣からのビデオメッセージが届きました。「私も何度か会議にお招きいただいています。ぜひ今日も活発な議論を展開していただきたい」と、参加者に呼びかけます。
ビデオメッセージ
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国民、社会からの視点で、新しい価値をつくり出すための規制改革
河野太郎Taro Kono
国務大臣、行政改革担当、国家公務員制度担当、内閣府特命担当大臣
(規制改革・沖縄及び北方対策)
菅内閣が発足し、内閣府特命担当大臣として行政改革担当、規制改革・沖縄と北方対策を担う河野大臣。「国民から見て、社会から見て、新しい価値をつくり出すための規制改革はどういうものか」と、具体的な取り組みについて語ります。
「例えば法律の施行にあたり、万年筆またはボールペンで署名という項目があります。しかしタブレットで署名できるようになっている今、本当にこの規制が必要なのか? こういうものを外してみると、いろいろなことが自由にできるのではないか」
行政手続きの押印廃止でも注目されている河野大臣の視点を、力強く発信します。
また、気候変動で豪雨の被害が増えた今、大雨が降るのがわかっていても農業用水や発電を目的にしたダムは放流できないという規制にも言及。「何のためのダムなのか」とメスを入れたことで、事前に水位を下げることができるようになったと言います。話題はさらに、海上自衛隊における女性活躍に展開。
「これまで、潜水艦はスペースが限られているという理由で、女性自衛官が乗せられることはありませんでした。今は規制改革で乗れるようになり、女性が訓練課程にいます。アメリカの海軍では、とっくの昔に女性が起用されています。女性が乗るからといって、変わったことはほとんどない。我々が考えているほど、ハードルは高くありません」
そして「これからの日本の経済を引っ張っていくためにも、女性が男性と同じように活躍できなければならない。安倍内閣のもと、女性の就業率は高くなっていますが、パートの方など非正規雇用が多いのが現実です。そこを変えていかなければならない」と、表面的ではなくリアルな状況をしっかり見据えた改革の必要性を訴えます。
最後に、参加者へ向けて、Go Beyondのためのアクションが投げかけられました。
「今日ご参加の皆さんの分野で、さまざまな規制が邪魔になっていたら、ぜひご一報いただきたい。そういうことがあれば、直接言っていただきたいと思います。そして、規制を改革できるようにしていきたい」
国民の声を受け止め、しっかりと革新を起こしていく。そして社会を変えていく。河野大臣の熱い想いが、深く伝わってくるメッセージでした。