河野大臣に続いて、オランダからの登壇です。オランダの外国貿易・開発協力大臣、シフリット・カーフさんからのメッセージがとどきました。

ジェンダーギャップ指数38位、「誇れる数字ではない」というオランダ。男女間の給与の格差は大きく、取締役には女性が少な過ぎ、「これはすべての意味での機会喪失です」というシフリット・カーフさん。日本における男女の雇用ギャップが埋まればGDPは10％～15％成長するというゴールドマン・サックスの調査結果を示し、経済成長のポテンシャルに言及します。「より多くの国が努力すればどれほどの経済的成長ができるか想像してください」

さらに、オランダ政府は女性起業家を優先的に援助しているといい、ビジネスに携わる女性の視野を広げ、潜在的な能力を開花させ、国際的な事業をすすめるための支援プログラムを用意していることを伝えます。「世界中の女性にこのプログラムを利用し、成功事例を共有してほしい。お互いに話し合い、経験を分かち合ってほしい。門戸は開いているのです！」

そして、「まだまだ男女平等は道半ば。一歩一歩前に進んでいくものです。この会議もその一歩。女性ビジネスコミュニティをより強くし、多くの女性の参加、日本だけでなく世界中をリードするためのインスピレーションを与える会議であることを願っています」と、ジェンダーギャップ指数121位の日本へ、温かく力強いエールがおくられました。