キャズ・ウォルトン


パラリンピアン英国代表
PROFILE

キャズ・ウォルトンは1964年以降の全パラリンピック大会に関わっている。1964年、東京で開かれた第2回夏のパラリンピックで自身初の金メダルを(女子スラロームで)獲得。英国パラリンピック史上初のトラック競技での金メダルとなった。
パラリンピック8大会に出場、4つの種目(陸上、フェンシング、水泳、卓球)でメダルを獲得。最後に出場した1992年バルセロナ大会までに獲得したメダルは、10個の金メダルを含む合計17個。
選手としての輝かしいキャリアに加え、英国のパラリンピックムーブメントの推進にも貢献、英国をパラリンピックスポーツ大国に押し上げた。1989年設立の英国パラリンピック委員会(BPA)の発展にも重要な役割を果たし、選手としての経験から、BPAの選手重視の姿勢を推進している。
BPAでは1996年、2000年、2008年の大会でフェンシングのチームマネージャーを務め、2004年のアテネ大会では英国チーム全体の運営を担当。現在は選手サービス担当役員を務める一方、クラス分けについて選手や役員に助言を与える非常に重要な役割を長期にわたり担っている。
1947年生まれ。旧姓名はCarol Bryant。結婚し、クロイドン在住。
2010年、エリザベス女王の誕生日の叙勲で、障碍者スポーツへの貢献に対して大英帝国勲章OBEを受章。