ダイバーシティで東京を動かす
ダイバーシティで東京を動かす
東京を強く元気にする源は、女性。
実力のある女性を活かすことが経営戦略
「この会議には3回連続して出席しています。こうなったら皆勤賞を狙いたいと思います」。晴れやかな笑顔で颯爽と登壇されたのは、忙しい公務の隙間をぬって駆けつけてくださった小池 百合子都知事。ランチタイムの5分間のスピーチです。
「パワフルな女性が揃うと壮観ですね」。まず会場を見回して一言。「これから日本を、東京を、もっと強く元気にしていく。みなさんが源だと考えています」。続いて、都知事になって2年、真っ先に取り組んだ待機児童対策を振り返ります。1万6000人が保育施設に子どもを預けることができるようになり、約3100人の待機児童が減ったが、また新たな待機児童は増える。「仕事か子育てかの選択を迫られるのではなく、子育ても仕事も出来る東京にしたい」と力説。
現在、東京都は、消防隊員、警察官、教師をのぞいた行政系職員の管理職の約2割が女性だといいます。日本の大きな組織の中で女性の割合が高く、22年ぶりに女性副知事も誕生。実力があって管理職になるという女性をしっかり活かしていきたいと述べ、常日頃から管理職の女性にはこう言っていると。「みなさんは、ハイヒールは履いているけれど、ゲタは履いていませんよ」。
あっという間の5分間。最後に声高く、首都・東京を元気にするのは、みなさん女性。女性が組織を活かし、イキのいい女性を活かすことが経営戦略である。素晴らしい女性にチャンスを与えていただきたい。そして、「みなさんには蓄えて来たエネルギーを活かしていただいて、LIVE STRONG、強く生きてまいりましょう!」と会場に向けてパワフルなメッセージを。
その声に応えるように鳴り響く拍手に送られて、小池都知事は会場を後にされました。