WHO(世界保健機関)
流行性・伝染性疾病部門インフルエンザ及び呼吸器系疾患, チームリーダー
東京慈恵会医科大学卒、専門は内科学、感染症学。英国セントトーマス病院、オックスフォード大ラディクリフ病院、慈恵医大内科学講座での臨床研修を経て、国立感染症研究所、感染症情報センター主任研究官として勤務。 2002年よりWHO勤務。感染症アウトブレーク情報の収集と解析、フィールドレスポンス、インフルエンザ流行防止策などを担当。SARS、トリインフルエンザ、インド洋津波、アフリカでのウィルス性出血熱、近年では2009年の新型インフルエンザパンデミックなどのWHOレスポンスを担当。 2012年1月よりインフルエンザ及び呼吸器系疾患のチームリーダー。担当領域はWHOのインフルエンザ公衆衛生研究アジェンダ、インフルエンザの健康被害解析、インフルエンザ流行防止策と幅広い。また抗ウイルス薬を含むインフルエンザ・ウイルス感染の臨床的見地にもかかわる。緊急事態にはWHO戦略的健康危機管理センターのスタッフとして行動し、世界的な健康危機となる重症急性呼吸器系疾患やトリインフルエンザのアウトブレイクを担当。チームと共に、アウトブレイク管理分野で極めて伝染性・危険性の高い病原体の感染制御に励んでいる。